地蔵信仰が育んだ日本最大の大山(だいせん)牛馬市

地蔵信仰が育んだ日本最大の大山(だいせん)牛馬市

2022年02月01日

大山(だいせん)の山頂に現れた万物を救う地蔵菩薩への信仰は、平安時代末以降、牛馬のご加護を願う人々を大山寺に集めた。江戸時代には、大山寺に庇護され信仰に裏打ちされた全国唯一の「大山牛馬市」が隆盛を極め、明治時代には日本最大の牛馬市へと発展した。
西国諸国からの参詣者や牛馬の往来で賑わった大山道沿いには、今も往時を偲ぶ石畳道や宿場の町並み、所子に代表される農村景観、「大山おこわ」など独特の食文化、大山の水にまつわる「もひとり神事」などの行事、風習が残されている。ここには、人々が日々「大山さんのおかげ」と感謝の念を捧げながら大山を仰ぎ見る暮らしが息づいている。

鳥取県 大山町・伯耆町・江府町・米子市

主な構成文化財

大神山神社奥宮
(おおがみやまじんじゃ
おくのみや)

大神山神社奥宮
(おおがみやまじんじゃ
おくのみや)

大神山神社奥宮の
石畳道

大神山神社奥宮の
石畳道

大山道(横手道)と
一町地蔵(いっちょうじぞう)

大山道(横手道)と
一町地蔵(いっちょうじぞう)

大山町所子伝統的
建造物群保存地区
(だいせんちょうところごでんとうてきけんぞうぶつぐんほぞんちく)

大山町所子伝統的
建造物群保存地区
(だいせんちょうところごでんとうてきけんぞうぶつぐんほぞんちく)

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