
和歌山県立近代美術館
和歌山城と美しいコントラストをなした黒川紀章設計の美術館
1963(昭和38)年に和歌山城内に開館した和歌山県立美術館を前身とする和歌山県立近代美術館は、1970(昭和45)年、和歌山県民文化会館1階に開館しました。ここで23年間の活動を続けたあと、1994(平成6)年7月、現在の場所に新築移転しました。
和歌山県立近代美術館の個性的な外観は、和歌山城の天守閣を間近に望む緑豊かな環境のなかで、和歌山城と美しいコントラストをなしています。
建物の正面には巨大な灯籠が建ち並び、特徴的な庇(ひさし)を数多く設けるなど、近代的な中にも日本の伝統を感じさせます。池や滝が配されている広々とした敷地には熊野古道をイメージした散策路がめぐらされ、館を訪れる人々がゆったりとくつろぎ、楽しんでもらえるような場となっています。また池の中には、天然記念物である根上がり松を背景にした野外ステージを設けて、三年坂をへだてた和歌山城との歴史のつながり、熊野をイメージした自然とのつながりを念頭に置いた「共生の思想」(黒川紀章)が反映された施設となっています。
コレクション展 2023 - 春 特集:新収蔵 奈良原一高の写真
開催期間 2023年2月11日(土・祝)~5月7日(日)
戦後日本の新しい写真表現を切り開いた奈良原一高(1931~2020)。和歌山市の婦人刑務所でも撮影された「王国」シリーズを中心に紹介します。

奈良原一高 壁の中(〈王国〉より ) 1956‒1958年 和歌山県立近代美術館蔵 ©Narahara Ikko Archives
とびたつとき 池田満寿夫とデモクラートの作家
開催期間 2023年2月4日(土)~4月9日(日)
広島市現代美術館の協力により、マルチタレントとして知られた版画家・池田満寿夫(1934〜1997)をキーパーソンとして、池田が交流したデモクラート美術家協会の作家たちの1950年から1960年代後半までの作品と共に、世界を席巻することになる戦後日本の版画を見直します。

池田満寿夫《海のスカート》1965年 ドライポイント、ルーレット 広島市現代美術館蔵
写真

和歌山県立近代美術館
基本情報
- 住所
- 〒640-8137 和歌山県和歌山市吹上1-4-14
- TEL
- 073-436-8691
- FAX
- 073-426-1337
- 最寄り駅
- JR・南海電鉄「JR和歌山駅・南海和歌山市駅」駅より和歌浦口行バスで県庁前下車 徒歩約2分
- URL
- URL
- office_moma_w@future.ocn.ne.jp
- 開館時間
- 09:30 ~ 17:00 (最終入館時間 16:30)
- 夜間開館
- 無
- 入場料
-
通常時: 有料
特別展示料: 有料 - 休館日
-
2022年12月26日(月)/2022年12月27日(火)/2022年12月28日(水)/2022年12月29日(木)/2022年12月30日(金)/2022年12月31日(土)/2023年01月01日(日)/2023年01月02日(月)/2023年01月03日(火)/2023年01月04日(水)/2023年01月05日(木)/2023年01月06日(金)/2023年01月10日(火)/2023年01月16日(月)/2023年01月23日(月)/2023年01月24日(火)/2023年01月25日(水)/2023年01月26日(木)/2023年01月27日(金)/2023年01月28日(土)/2023年01月29日(日)/2023年01月30日(月)/2023年01月31日(火)/2023年02月01日(水)/2023年02月02日(木)/2023年02月03日(金)/2023年02月06日(月)/2023年02月13日(月)/2023年02月20日(月)/2023年02月27日(月)/2023年03月06日(月)/2023年03月13日(月)/2023年03月20日(月)/2023年03月27日(月)
月曜日(祝休日の場合は翌平日)、年末年始、展示替えなどの期間 - ユニバーサル設備
- 車いす使用者等用駐車場、車いす使用者対応トイレ、オストメイト対応トイレ、視覚障害者誘導用ブロック、スロープ、エレベーター、エスカレーター車いす使用者対応エレベーター、車いす貸出、ベビーカー貸出、ベビーシート、授乳室、申し出による授乳室、筆談対応、その他外国語による案内表示: 英語