最終更新
和歌山城と美しいコントラストをなした黒川紀章設計の美術館
1963(昭和38)年に和歌山城内に開館した和歌山県立美術館を前身とする和歌山県立近代美術館は、1970(昭和45)年、和歌山県民文化会館1階に開館しました。ここで23年間の活動を続けたあと、1994(平成6)年7月、現在の場所に新築移転しました。
和歌山県立近代美術館の個性的な外観は、和歌山城の天守閣を間近に望む緑豊かな環境のなかで、和歌山城と美しいコントラストをなしています。
建物の正面には巨大な灯籠が建ち並び、特徴的な庇(ひさし)を数多く設けるなど、近代的な中にも日本の伝統を感じさせます。池や滝が配されている広々とした敷地には熊野古道をイメージした散策路がめぐらされ、館を訪れる人々がゆったりとくつろぎ、楽しんでもらえるような場となっています。また池の中には、天然記念物である根上がり松を背景にした野外ステージを設けて、三年坂をへだてた和歌山城との歴史のつながり、熊野をイメージした自然とのつながりを念頭に置いた「共生の思想」(黒川紀章)が反映された施設となっています。
開催期間 2025年9月27日(土)~11月30日(日)
村井正誠の探究は、国境を越え、あらゆる時代に通じる表現としての抽象絵画に至りました。あらためて、その芸術が育まれた場所、時、人との関わりに作品の故郷を探しましょう。
開催期間 2025年9月27日(土)~2026年1月8日(木)
当館所蔵品のなかから、選りすぐりの名品をご紹介します。
開催期間 2025年4月12日(土)~2026年4月5日(日)
「2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)」にあわせて開催。1970年、前回の大阪万博と同年に開館して以降、55年にわたる当館の歩みのなかで、「現代」という時代とともに培われてきた多様なコレクションを、何度かの展示替えをしながら1年を通じてお楽しみいただきます。
開催期間 2026年2月14日(土)~5月6日(水・休)
2025年の「日本国際博覧会(大阪・関西万博)」開催に合わせ、万博の歴史とその意義を振り返る展覧会を開催します。第1部では、株式会社乃村工藝社の博覧会コレクションを中心に、日本と万博の関わりや博覧会空間の変遷を紹介し、第2部では1970年大阪万博で活躍した建築家・黒川紀章の仕事に焦点を当てます。また、大阪・関西万博にて和歌山ゾーンに出品されたアートワーク《トーテム》も特別展示。万博に込められた理念や現代社会の課題にふれつつ、万博のレガシーを再考する機会とします。
和歌山県立近代美術館
エントランスホール
ミュージアムショップ
こちらの基本情報は掲載時点のものであり、変更される可能性がございます。
最新の情報は公式サイトにてご確認ください。