あなたは関西のことどれだけ知ってる?2025年、大阪・関西万博に行く前に関西について知っておこう!関西超スピードラーニング~歴史編。

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2023年11月30日

The KANSAI Guide

関西とは?

関西は、京都、大阪などを含む日本の広域地域の一つです。一般的には、関西には京都府大阪府兵庫県奈良県滋賀県和歌山県を差すことが多い地域(※近畿地方という言い方もありますが、関西という場合は、京都、大阪を中心に広がった文化圏というニュアンスで使われることが多い)ですが、私達、一般財団法人関西観光本部として紹介する関西は、上記に加えて福井県三重県徳島県鳥取県も含めて関西として紹介しています。
関西は本州の中心に位置し、東京から新幹線で約2~3時間。古くから日本の都(首都)として、日本の歴史と文化を作り上げてきました。6つの世界遺産をはじめ、日本の伝統美や自然美は京都を中心に関西全域に広がっています。

関西の歴史ダイジェスト

古都京都

古の都、京都

関西地方は長い間、日本の歴史と文化の中心にありました。日本の最初の都が関西にありました。710年からは奈良に、794年から1869年頃までは京都にあり、1400年の歴史の中で様々な伝統文化が生き残っています。実際、2023年には日本政府は文化庁を東京から京都へ移転しました。これは、この地域の重要性と歴史的に貴重な文化財の宝庫であることが根底にあるのです。日本に25か所ある世界遺産のうち6か所は関西圏内にあり、これらの場所はその歴史的価値と文化的価値から、国内推薦の早い段階で認められました。では、関西地方にあるたくさんの歴史的で文化的な場所、体験など、ほんの少し探ってみましょう。

関西の世界文化遺産

関西の世界遺産

関西の世界遺産

奈良県にある法隆寺は西暦607年に創建され、現存する世界最古の木造建築物とされています。 象徴である高さ32mの五重の塔や、巨大な柱がある本堂など、境内に数多くある伽藍が世界遺産に登録されています。法隆寺と並び、奈良の東大寺や高さ15mある有名な奈良の大仏、4つの国宝建造物と4つの国宝の仏像を誇っている興福寺もあります。
古都・京都市には金閣寺龍安寺の石庭など、17の寺院、神社、庭園がまとめて世界遺産に登録されています。
和歌山県の高野山は神秘的な雰囲気が漂う霊山です。かつてそこは多くの敗北した武将が追放された場所でもありました。高野山にはまた、数千の古いお墓が山頂にあり、歴史上の有名無名の武士を慰霊しています。
熊野古道も有名です。奈良、日本で最も神聖な神社である伊勢神宮、熊野三山をつなぐ古代の石畳が残る巡礼、参詣道です。曲がりくねった林道は、三重や和歌山の山々や川を越えてあり、古の修験者や巡礼者と精神を共有する神聖で神秘的な冒険を求める旅行者に人気のあるハイキングコースです。

関西のお城

関西の城

関西の城

関西は戦国時代、政治の中心地で、お城がいたるところに点在し、侍達が活躍し、その領土を守っていました。中でも国宝やユネスコ世界遺産に登録されている姫路城は、江戸時代(1603-1868)に使われた藩の軍事施設です。とてもいい状態で保存されているので、必見です。
滋賀県の琵琶湖沿いにある彦根城は、全国に5つしかない国宝に指定されているお城の1つです。京都の二条城は二の丸御殿があり、国宝と世界遺産に登録されています。ここは、日本が武士の時代を終え新時代に入った歴史的な場所として有名です。
大阪のシンボルである大阪城は、全国でもっとも高い石垣があります。博物館を含む大阪城天守閣で侍達の激動の歴史を知ることができます。
福井県の丸岡城は、現存する最古の天守と言われています。伝説によると、敵が接近すると霧が現れて城を隠してしまうという、伝説が残っています。
その他の見どころは、兵庫県の竹田城です。一見何も無いように見えますが、丹念に積み重ねられた石垣が山頂にあり、まるで日本版マチュピチュのようで、歴史ファンや観光客など多くの人を惹きつける魅力があります。

忍者発祥の地

関西は忍者発祥の地

関西は忍者発祥の地

関西にはもうひとつ日本のあの有名な職能集団が存在した場所でもあります。それは忍者。忍者文化の主な地域は三重県の伊賀市と名張市、そして滋賀県甲賀市です。伊賀上野城の敷地内には、希少な忍者屋敷の1つ、伊賀流忍者屋敷があります。一見、古民家ように見えるのですが、内側にはからくり天井や回転する扉、落とし穴、刀隠し、秘密の部屋などがたくさんあります。忍者屋敷の後ろには伊賀流の忍者博物館があり、忍者武器、忍び装束、忍び甲冑、そして巧妙に偽装した忍術に使われる道具など400点以上を展示しています。
人気のハイキングスポットである、美しい赤目四十八滝エリアは三重県中西部の名張にあり、古の忍者修行が行われた場所だと信じられてきました。その辺りには忍者伝承の痕跡がまだあるのです。4キロあるコースで忍者を見ても驚かないでください。
滋賀県の甲賀市にも、数少ない忍者屋敷の一つがあります。1600年代後半に建てられ、敵を混乱させるための巧妙な隠れ穴、逃げ道、秘密の天井などもあります。手入れの行きとどいた家の中には、忍具、武器、道具、巻物、書物などが展示されています。忍者の子孫にも会えるかもしれません。

関西は一流の伝統芸能地域

関西の伝統芸能

関西の伝統芸能

歌舞伎の華やかな衣装、独特に誇張した演技スタイル、踊り、そして素晴らしい舞台構成が世界的に有名です。歌舞伎は1603年頃に京都近郊で発展し、その後江戸や全国に広まりました。歌舞伎は、京都・河原町にある名高い南座、または大阪・道頓堀の松竹座で見ることができます。
 他には、徳島県が有名な人形浄瑠璃があります。人形浄瑠璃は、伝統的な物語を伝える芸術ですが、語り手や伴奏にあわせて人形を操って行うものです。これらの人形劇は子供たちも楽しめる大人の芸術です。それぞれの人形は、黒い衣装を着た人によって操られます。一人は足を操り、もう一人は体を維持して右腕を操り、もう一人は左腕と頭を操る、といった具合に。とても興味深い舞台劇を見ることができます。
鳥取県東部に伝わっている伝統芸能も必見です。朱色の特長的な衣装をまとい舞踊する麒麟獅子舞は、江戸時代に鳥取東照宮で奉納されて以来、約140の地域で受け継がれています。神社の春秋の祭礼での儀式で開催されるなど地元に根付いた文化のひとつです。

以上、関西の歴史について、ほんの少しでしたが紹介させていただきました。
でも、これだけでも知っておくと、周りの人達に自慢できるかもしれませんよ!

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