秘境祖谷の山の暮らしを味わう

周囲を1,000ｍを超える山々に囲まれ、平家落人伝説のある徳島県三好市の祖谷地域は、昔からの伝統的な暮らしが伝わります。都築商店では、祖谷の暮らしを感じられる食を体験し、味わうことができます。

祖谷地域では、山の上の急な斜面に造られた畑を耕し、自生する植物（茅）を肥料に麦やいも、そば、雑穀等を栽培する暮らしがありました。「祖谷粉引き節」という民謡が今に伝わりますが、夜なべをして、石臼でそばを粉にする作業の時に唄われたものです。その歌詞には「嫁をいじめると自分の娘も苦労するよ」という一節があります。相手を思いやる祖谷の人々の暮らしとともにある祖谷のそばを作りを体験し、すぐ近くで取れた山菜やこんにゃくなど、地元の食材と共に味わうと、祖谷の食文化が体感できます。

体験場所から車で２０分程の所にある旧武家屋敷喜多家で、ランチとしてこのそばや山菜料理を楽しむこともできます。
約800年前、屋島の戦に敗れた平氏一族がこの地に落ちのびてきたと伝わる祖谷地域で、最も大きい1753年（宝暦3年）に建てられた武家屋敷です。
祖谷の暮らしを、歴史ある建物の中で味わってみませんか。