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幅広い分野から、栗東の歴史と文化を紹介
名神高速道路栗東インターチェンジのすぐ南方にあり、平成2年(1990)にオープンした博物館。栗東市立図書館や栗東自然観察の森など、栗東市の文化施設が集まる一帯に立地してます。
エントランスホール正面には狛坂磨崖仏(複製品)をシンボルとして展示しています。栗東市南部の金勝山中にある実物と同じ大きさの巨大な石仏が、来館者の皆様をお出迎えします。
展示室は2つあり、第1展示室の通史展示「栗東の歴史と民俗」では、縄文時代から近代に至るまでの栗東のあゆみと、民俗行事を紹介しています。一方の第2展示室では、年間数本、テーマをしぼった展覧会を開催しています。シンボル展示に代表されるような仏教文化や神道美術のほか、古代の栗東のすがたを明らかにする考古資料、東海道・中山道といった街道沿いに花開いた文化や、辻村鋳物師の作品など、幅広い分野から栗東の歴史を感じることができる博物館です。
また、敷地内の移築民家旧中島家住宅(国の登録有形文化財)では、かまどでの炊飯体験などの様々な事業を通じて、歴史や昔のくらしを体験的に学ぶ機会を提供しています。
栗東歴史民俗博物館では栗東市の「心をつなぐふるさと栗東」平和都市宣言をうけて、開館当初から戦争と平和をテーマとする「平和のいしずえ」展を開催し、地域の視点から平和について考えてきました。
アジア・太平洋戦争の終戦後80年となる令和7年度は、「戦争と地域のくらし」と題して、人びとの毎日のくらしが戦時体制に組み込まれた戦時下の様子を紹介します。
【関連企画】
○記念講演会「滋賀県の空襲と栗東地域」
アジア・太平洋戦争期の滋賀県の空襲被害については、これまであまり知られていませんでしたが、近年の調査・研究によりさまざまな事例がその背景も含めて明らかにされてきています。
この講演会ではそうした事例の検証とともに、市民の聞き取り調査などで語られた、栗東地域の空襲についても紹介します。
・日時:8月9日(土曜日)14時00分から15時30分まで
・講師:村田 明 さん(滋賀県平和祈念館 主任主事)
・会場:栗東歴史民俗博物館 研修室
・参加費:無料
・対象:一般、どなたでも
・定員:80人(当日先着順)
○展示解説会:8月23日(土曜日)14時00分から15時00分まで
会期中の休館日:7月22日(火)・28日(月)、8月4日(月)・12日(火)・18日(月)・25日(月)
https://www.city.ritto.lg.jp/hakubutsukan/
栗東歴史民俗博物館
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