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書の文化にふれる博物館
「観峰館」は、琵琶湖の東南に位置する滋賀県東近江市の郊外、五個荘地区ののどかな田園地帯にあります。
平成7年10月、国内でも屈指の書の文化を紹介する博物館として開館しました。
当館の収蔵品は、日本習字創設者故原田観峰が30年余りの歳月をかけて自ら収集したもので、近代中国の書画や歴代の碑版法帖類、文房具をはじめとする中国の諸文化に関する資料、日本の近現代教育資料、家具調度類など、その点数は2万5千点にものぼり、常設・企画展示を通じて順次公開しています。
本館は6階の展望ホール、小企画展を開催する5階、4階展示室、書の歴史を解説する3階展示室、「紀泰山銘」の大型拓本と清朝皇帝の離宮内部を精巧に復元した大迫力「避暑山荘 澹泊敬誠殿」と「原田観峰記念室」が1階にあります。
また中国の伝統建築である四合院風の中庭をもつ書院展示室との間には、中国西安の碑林博物館に制作依頼した書道史上重要な復元石碑が8基あります。
さらに奥には西洋アンティーク室を併設し、西洋家具やクラッシクカー、アンティークオルゴールなどを展示し、イベント会場にもなります。
新館特別展示室では、当館収蔵品と他館からの借用資料とのコラボレートにより定期的に魅力的な特別企画展を開催しています。
館内は広く、ゆったりとご覧いただけます。また、瓦当拓本や石碑採択などの体験教室も人気です。
書の世界では知らない者はいない「書聖」王羲之。 本展では、その書風を伝える国宝「孔侍中帖」(こうじちゅうじょう:前田育徳会蔵)を筆頭に、重要文化財3点を含む中国書法の名品を、観峰コレクションの資料とともに一堂に展観します。🖌
中でも注目は、北宋の三大家として名高い蘇軾(そしょく)、黄庭堅(こうていけん)、米芾(べいふつ)の3作品!
蘇軾「行書李白仙詩」(重要文化財 大阪市立美術館蔵)、黄庭堅「李太白憶旧遊詩巻」(藤井斉成会有鄰館蔵)、米芾「草書四帖」(重要文化財 大阪市立美術館蔵)の3作品は、観峰館がある東近江市にゆかりのある実業家のコレクションであり、関西地域に収蔵されているにもかかわらず、揃って展示されることは非常に稀です。 さらに、滋賀県では初公開となります!
📝本展では、筆者の自然な書きぶり(卒意)が垣間見られる書作品や、特定の相手を対象に制作されたプライベートな資料などをメインに、書の奥深い魅力にせまります✨
この貴重な機会をどうぞお見逃しなく!
皆様のお越しを心よりお待ちしております!🤗
🗓️会期: 令和7年(2025年)10月1日(水) ~ 10月26日(日) 【26日間】
📢期間中休館日なし!月曜日も開館しています!!
🎤ギャラリートーク🎤 各回40分程度:学芸員による詳細解説で、本展をより楽しめます!
・10/15(水)、18(土)、22(水)、25(土) 午前10時~、午後2時~
⏰開館時間: 9時30分~16時00分(入館は15時30分まで)
💰入館料: 一般 1,800円(割引1,500円) 学生 1,200円(割引1,000円) 高校生 700円(割引500円) 中学生以下無料 (各種割引あり。詳細はHPをご確認ください)
🖼️現在、国宝 王羲之「孔侍中帖」 (前田育徳会蔵)の画像が見られる🤩観峰館ホームページ、随時更新中! ▶https://kampokan.com/event/2025/
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外観(新館/本館)
本館1階展示室(澹泊敬誠殿 再現展示)
本館1階展示室(獅子/「避暑山荘」扁額/硯)
本館1階展示室(巨大拓本)
新館特別展示室(画像は過去の展示風景です)
新館特別展示室(画像は過去の展示風景です)
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