ハレの魚「鯛」と淡路の食を味わう。

2023年03月06日

The KANSAI Guide

海山の幸に恵まれた淡路島。潮流の早い漁場が育んだ天然鯛は、御食国を代表する食材です。他にも、淡路玉ねぎや淡路牛など上質な食材を使った料理に出会えるエリアからはじまる旅のモデルプランをご紹介。

道の駅あわじ

日本一の大きな吊り橋、明石海峡大橋に近い道の駅。淡路島名物生しらす丼、焼き穴子丼などの海鮮メニューや淡路牛ハンバーガーなどが味わえる。淡路島産玉ねぎを使用した玉ねぎポン酢はお土産にピッタリ。

やぶ萬(やぶまん)

江戸期創業、海辺の温泉宿。活きのいい鯛を素揚げして蒸し旨みを閉じ込め、そうめんと出汁で煮たてた「鯛めん」は、やぶ萬発祥の名物料理。鳴門海峡の激流にもまれた鯛の旨味と香ばしさが◎。

淡路島まるごと 美菜恋来屋(みなこいこいや)

淡路島内各地の生産者から届けられた「淡路島たまねぎ」などの新鮮野菜や、淡路ビーフ、南あわじ産の鮮魚などが買える産直市場。淡路島食材満載のランチやデザートが味わえるフードコートも。

L’ISOLETTA(リゾレッタ)

淡路牛やゴールデンポーク、四季折々の海産物や野菜など、食材の宝庫・淡路島をまるごと味わうレストラン。イタリア料理の技法を使ったオリジナリティあふれる「淡路流イタリア料理」を堪能して。

御食国について「L’ISOLETTA(リゾレッタ)」オーナーの井壷幸徳さんに聞きました

御食国(みけつくに)とは「責任と信頼の関係性」です。淡路島には、外敵からの守備を担う人がいて、彼らが都に帰るときに手土産として海産物を持ち帰ったことが御食国の始まりです。単に良い食材があるだけでなく、献上する食への責任と、朝廷からの信頼の太いパイプがありました。

ホテルニューアワジ別亭 淡路夢泉景(あわじゆめせんけい)

海絶景のインフィニティバスで知られる、洲本温泉のハイクラス宿。淡路島近海で獲れる四季折々の海幸、淡路玉ねぎや淡路牛など地元食材満載の特選会席が◎。淡路島の山海の恵みを味わって。

京の食文化ミュージアム あじわい館

京都市中央市場内にあり、伝統的な京の食文化の素晴らしさを学べる施設。京都五大料理や京野菜の展示のほか、出汁の試飲体験(要予約・有料)なども。

御食国について日本料理店「草喰なかひがし」オーナーの中東久雄さんに聞きました

御食国(みけつくに)とは信頼の証です。見ず知らずの人よりも長年付き合いがある人からもらう食材のほうが安心できるように、昔から生産地や生産者への信頼は重要でした。天皇に献上する食材に対しての信頼の証として御食国(みけつくに)はあったのだと思います。

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