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Premium関西 編集部

徳島県の鳴門といえば、まず思い浮かぶ「鳴門のうず潮」。淡路島と四国の間にある鳴門海峡で、激しい潮流とさまざまな要素が組み合わさって出来る大きな渦は、世界的にも貴重な自然現象です。近年では、世界自然遺産登録に向けた活動も行われているとか。そんなうず潮のふるさと、鳴門海峡と周辺の近海は、全国でも有数の好漁場として知られる魚介類の宝庫! なかでも、激しい潮流に揉まれた天然物の鯛は身が引きしまって味が良く、「鳴門鯛」の名で呼ばれる最高級のブランド鯛です。もちろん、鯛以外の魚介類も一級品ばかり。鳴門近海の旬鮮魚を旅の目的に、わざわざ遠方から訪ねるファンが多いのも頷けます。

3つの味を大切に、絶品魚料理でおもてなし

魚の宝庫として知られるだけあって、鳴門には魚自慢のお店がたくさん。そんななか、旅慣れた観光客が太鼓判を押し、地元客も足繁く通うという名店があります。鳴門市内に店を構える、「味処あらし」。昼も夜も開店前から行列が出来ることが少なくなく、予約必須といわれるほどの人気ぶりです。その秘密は、お店が大切にし続けている「活きた味、心のこもった味、新鮮な味」の3つの味。鮮度抜群の活魚を丁寧な手仕事で料理した、絶品の魚料理の数々をリーズナブルなお値段で味わわせてくれる、何ともありがたい一軒へ出かけてみませんか。

昼夜問わず客足が絶えない鳴門でも指折りの人気店。

昼夜問わず客足が絶えない鳴門でも指折りの人気店。

生け簀で泳ぐ鮮魚を、一番良い状態で調理

店内は、ジャズが流れるおしゃれな雰囲気。その一角には生け簀があり、鳴門名物の鯛をはじめ、専属の漁師から直接仕入れた魚が元気に泳ぎ回っています。この魚たちを目利きし、一番良い状態で調理して食べさせてくれるというわけです。魚の状態が一番良いということは、つまり一番美味しいということ。生け簀の上や横の陳列棚には、煮魚や焼き魚、揚げ物など、その日に仕入れた魚で作った日替わりの一品料理がずらり。そんな光景を眺めつつ、テーブルのメニューや壁に貼られた品書きの短冊を見ていると、料理への期待がどんどん高まっていきます。

店内でひときわ目を引く、大きな生け簀。

店内でひときわ目を引く、大きな生け簀。

壁には、色とりどりの品書き短冊がビッシリ!

壁には、色とりどりの品書き短冊がビッシリ!

天然の鳴門鯛を、贅沢に余すことなくいただく

鮮魚自慢のお店だけあって、魚料理が豊富なことは言うまでもありません。しかも、刺身、煮付け、焼き、揚げなど、同じ魚でも調理法によって味わい方は多彩。メニューや品書きの短冊とニラメッコしながら、あれこれ目移りするのも旅先での食事の楽しみです。でも、目移りばかりで迷ってしまったら、お店の人に相談しておすすめをチョイスするのが“口福”への近道。そうなれば、お店自慢の天然鳴門鯛を余すことなく味わい尽くす、お膳メニューに決まりでしょう。刺身、釜めし・あら汁の全てに天然物の鳴門鯛を使った贅沢なお膳が、きっと口福を運んでくれるはずです。

天然鳴門鯛づくし膳。迷ったらコレで間違いなし!

天然鳴門鯛づくし膳。迷ったらコレで間違いなし!

鯛釜めしは、レモンとわさびでいただくのがあらし流。

鯛釜めしは、レモンとわさびでいただくのがあらし流。

せっかく鳴門を訪ねたなら、うず潮を見ずに帰れない

お店自慢の鮮魚料理を存分に味わい、鳴門の海の恵みを改めて実感するだけでも、訪ねる価値は充分にあるというものです。でも、それで旅を終えてしまうのは、あまりにももったいない! 世界に誇る海の神秘、うず潮を見ずに帰るわけにはいきません。ぜひ、うず潮見学に向かいましょう。鳴門市と淡路島南端の南あわじ市を結ぶ大鳴門橋には、車道の下に「渦の道」と呼ばれる遊歩道が整備されています。途中の展望室にはガラス張りの床があり、うず潮を真上から覗き込めるのです。なお、渦潮の発生時間は毎日変わるので、観光協会のHPなどで事前に確認しておくことをおすすめします。

大潮の際には直径約30mの大渦が見られることも!

大潮の際には直径約30mの大渦が見られることも!

基本情報

施設名称
味処あらし
住所
〒772-0011
徳島県鳴門市撫養町大桑島字北の浜51-1
営業時間
11:00~21:00
定休日
水曜(祝日の場合は翌日休)
支払い方法
現金、AMEX,JCB,MasterCard,Visa,
電話
088-686-0005
アクセス
神戸淡路鳴門道鳴門北ICから15分
公式サイト
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