
奈良県立橿原考古学研究所附属博物館
古代の輝きが今、よみがえる!
奈良県立橿原考古学研究所附属博物館では、奈良県内の多くの遺跡から出土した資料を通じて、日本史の中で重要な位置を占める奈良県の歴史について理解を深めていただけるよう、常設展「大和の考古学」のほか、特別展を開催しています。
また、映像ライブラリー、情報コーナーなど無料でご利用いただける施設もありますので、ぜひご来館ください。
令和5年度秋季特別展「古事記編纂者 太安萬侶」 令和5年10月7日(土)~11月26日(日)

昭和54年、奈良県奈良市此瀬町の茶畑において、古事記の編纂者である太安萬侶の墓が発見されました。銅製墓誌を伴うこの世紀の発見により、太安萬侶の実在が明らかとなり、位階や本籍地、卒年も確たるものとして認識されるに至ります。そして本年は、養老7年に卒した太安萬侶の没後1300年の節目にあたります。このことを開催契機とする本展は、太安萬侶の人物像を考古学的観点から探るべく、本貫地付近の遺跡をはじめ、火葬墓や墓誌に焦点をあてた展覧会を開催します。近年の都城出土品のほか、奈良時代「律令墓制」の先進地であった県内の火葬墓出土品を通じて、太安萬侶の更なる理解のきっかけとします。
<研究講座>
時間:13時~16時半(開場12時)
場所:奈良県立橿原考古学研究所 講堂(聴講無料、事前申込不要)
第1回 10月15日(日)
小田裕樹(独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所主任研究員)「律令官人の墓」
前園実知雄(公益財団法人愛媛県埋蔵文化財センター理事長)「太安萬侶墓誌からみる奈良時代の葬地」
第2回 10月29日(日)
重見 泰(奈良県立橿原考古学研究所指導研究員)「太安萬侶墓出土遺物の再検討」
東野 治之(奈良大学名誉教授)「墓誌から見た日本古代の死生観」
第3回 11月12日(日)
日野 宏(天理市教育委員会職員)「天理市杣之内火葬墓と左大臣 石上麻呂」
近江俊秀(文化庁主任文化財調査官)「平城京の宅地」
<列品解説会>
令和5年10月21日(土)、11月4日(土)、11月25日(土)
各日午前10時30分から一時間
<観覧料>
通常の観覧料 大人800円(500円)、大学・高校生450円(350円)、小・中学生300円(250円)
( )内は20名以上の団体料金。
奈良県内の小・中・高・特別支援学校生が、通学校の教員の引率で入館する場合の生徒および教員は無料。身体障がい者手帳・療育手帳・精神障がい者保健福祉手帳の所持者及び付き添い1名は無料。小学生未満・外国人観光客は無料。
写真

博物館 外観

常設展示室の様子

常設展示品の様子

常設展示室の様子

情報コーナー
基本情報
- 住所
- 〒634-0065 奈良県橿原市畝傍町50-2
- TEL
- 0744-24-1185
- FAX
- 0744-24-1355
- 最寄り駅
- 近鉄 橿原線「畝傍御陵前駅」駅より徒歩 約5分
- URL
- URL
- 開館時間
- 09:00 ~ 17:00 (最終入館時間 16:30)
- 夜間開館
- 無
- 入場料
-
通常時: 有料
特別展示料: 有料
◆一般 400円(350円)
◆高校・大学生 300円(250円)
◆小中学生 200円(150円)
( )は団体20名以上の場合
※特別展期間中は料金が変わります - 休館日
-
◆毎週月曜日(月曜が祝日にあたる場合は翌日休館)
◆臨時休館(博物館の指定する日) - ユニバーサル設備
- 車いす使用者等用駐車場、車いす使用者対応トイレ、オストメイト対応トイレ、視覚障害者誘導用ブロック、スロープ、車いす貸出、ベビーカー貸出、ベビーシート、申し出による授乳室、外国語による案内表示: 英語