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古代の輝きが今、よみがえる!
奈良県立橿原考古学研究所附属博物館では、奈良県内の多くの遺跡から出土した資料を通じて、日本史の中で重要な位置を占める奈良県の歴史について理解を深めていただけるよう、常設展「大和の考古学」のほか、特別展を開催しています。
また、映像ライブラリー、情報コーナーなど無料でご利用いただける施設もありますので、ぜひご来館ください。
未盗掘の大型古墳として著名な藤ノ木古墳は多量の須恵器、馬具、武器・武具などが出土し、鞍金具は東アジア屈指の名宝として注目されています。石棺内からも冠、玉類、銅鏡、刀剣、大帯、履などの副葬品が出土し、被葬者はかなりの権力者であったことが想定されています。今回は、現在進行中の国宝・藤ノ木古墳出土品修理事業が節目の5年目を迎えたことを記念して修理が完了した冠、銅鏡、銀装刀子、履などの被葬者の周辺に置かれた葬送用大型装身具を中心に、修理の状況および関連出土品を紹介しながら、従来の切り口とは違う角度から藤ノ木古墳の実態に迫ってみたいと思います。
<研究講座>
・時間:13時~16時30分(開場12時)
・場所:奈良県立橿原考古学研究所 講堂(事前申込不要、先着順、聴講無料)
◆第1回 令和7年10月19日(日)
・平井洸史(当博物館)「装飾刀子からみた藤ノ木古墳の時代」
・土屋隆史(宮内庁書陵部)「金銅製装身具からみた藤ノ木古墳と葬送儀礼」
◆第2回 令和7年11月9日(日)
・辻田淳一郎(九州大学)「藤ノ木古墳出土の鏡をめぐる諸問題」
・右島和夫(群馬県)「横穴式石室から見た藤ノ木古墳と綿貫観音山古墳―東アジアの大型墓の比較検討から有力者の葬送儀礼を考えるー」
◆第3回 令和7年11月29日(土)
・シンポジウム「保存科学が拓く文化遺産の世界―藤ノ木古墳、沖ノ島祭祀遺跡、そして世界遺産―」
<列品解説>
令和7年10月11日(土)、11月1日(土)、11月22日(土)
各日 10時30分~11時30分、14時30分~15時30分
<観覧料>
秋季特別展観覧料 大人 1000円(500円)、大学・高校生 450円(350円)、小・中学生300円(250円)
( )内は20名以上の団体料金。国内の18歳未満および高校生は無料。身体障がい者手帳・療育手帳・精神障がい者保健福祉手帳の所持者および付き添い人1名は無料。(それぞれ証明するものの提示が必要です)
博物館 外観
常設展示室の様子
常設展示品の様子
常設展示室の様子
情報コーナー
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