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印刷の起源から近代までの歴史回廊
NISSHA印刷歴史館は、4000年前の楔形文字粘土板や制作年度が判明する世界最古の量産印刷物である百万塔無垢浄光陀羅尼経、さらにはグーテンベルク印刷機(復刻)、42行聖書(ファクシミリ版)のほか、ゼネフェルダー石版印刷機、解体新書初版本、ハイデル活版印刷機の実物など、印刷の起源から近代に至るまでの大変貴重な資料を展示しています。また、明治の建物遺構に関する展示や、古い欧文タイプライターや鉛筆削りのほか、「国宝」「原色日本の美術」「ルーブル全集」など日本で印刷・発行された豪華本を自由に手に取って見られるコーナーも設置しています。
同館を擁するNISSHA本館は、遠く平安京時代の都の中心に位置し、宇多天皇や村上天皇など歴代天皇の退位後の住まいであった朱雀院の跡地に建っています。1906(明治39)年、この地で事業を営んでいた紡績会社(京都メンネル)の本社事務所として建てられました。明治時代を代表する貴重なレンガ造りの建物で、2011(平成23)年に国・登録有形文化財の登録認定を受けています。
第一展示室 グーテンベルク印刷機(レプリカ)
百万塔・無垢浄光陀羅尼経(実物)
解体新書 初版本(実物)
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