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ガイドブックに載っていないローカル体験5選:滋賀県編

ガイドブックに載っていないローカル体験5選:滋賀県編

最終更新

滋賀県は、かつて奈良・京都・大阪への物資や人材の供給源、中継地として発展した歴史があり、日本最大の湖「琵琶湖」を有することから、自然と歴史の両方が楽しめる地域です。京都駅から電車で約9分で行ける大津市には、湖畔リゾートの風景が広がるなど、京都とはまた異なる、穏やかでゆったりとした魅力がある場所です。そんな滋賀県には、日本最古のブランド牛「近江牛」と地酒のペアリングや、滋賀の窯元が手がける宿泊体験、そしてご当地キャラクターをモチーフにした巻き寿司づくりなど、ユニークなプログラムが満載!本記事では、英語対応で訪日外国人にもおすすめの体験を5つご紹介します。

1000年の歴史を誇る「圓満院」での日本文化体験

滋賀県大津市に佇む圓満院は1000年以上の歴史があり、全国に17ヶ寺しかない皇室と関わりのある格式高い寺院です。

重要文化財の宸殿(しんでん)は1619年に天皇の后(きさき)が京都御所に入る際に建立され、1647年に圓満院に移築されました。池のある日本庭園は「三井の名庭」と呼ばれ、春は山桜が美しく、夏には天然記念物のモリアオガエルが跳ねたりと、四季折々変化にとんだ風景が楽しめます。貴重な大津絵を展示する美術館もありますので、立ち寄ってみてください。

圓満院ではさまざまな日本文化の体験ができます。座禅はお香の香りが漂う空間のリラックス効果により、自分とじっくりと向き合う時間が過ごせます。また、お茶のたて方を教わり、抹茶と和菓子をいただく茶道体験や、約400着から選べる和装体験もあるので、着物で参加するのもおすすめですよ。
英語で話せるスタッフがいるので、日本文化を実際に体験しながら深く学びたい人にも最適な場所です。格式高い寺院で、特別なひとときを満喫してみませんか。

「大津絵」の絵付体験と湖国文化を楽しむ半日プライベートツアー

京都駅から約9分の大津駅から徒歩圏内にある「一会和堂(いちえわどう)セミナーハウス」には、かつての宿場町をガイドが案内し、絵付体験ができる半日ツアーがあります。英語対応可能なガイドがいるので日本語がわからなくても安心です。
ツアーでは、大津の歴史や文化についての説明を受けながら、町家の見学や大津絵の店でのショッピングが堪能できます。大津絵は約400年前に生まれた独特な民画で、東海道を往来する旅人のお土産・お守りとしても人気でした。2019年にはパリで展覧会が開かれるなど西洋人気も強く、かつてシーボルトやピカソも所有したと言われています。
大津絵は大津市のアイコン的存在。マンホールの蓋、日本酒や食品のパッケージにもデザインされており、また多くの商店の店頭でもディスプレイされているなど、至る所にあります。散策中に大津絵を探すのも楽しいですよ。

©ichiewado

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大津絵師の元工房での体験は、好きな色を選んで魔除けの「鬼」を素焼きの土鈴に描くか、「三猿」を色紙に描くかを選んで絵付けを楽しめます。

午後は三井寺での座禅や写経などオプションプランもあるので、都会の喧騒から離れ、静かな湖畔の町でリラックスした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?

彦根の魅力を満喫!ご当地キャラクター「ひこにゃん」の巻き寿司作り体験

滋賀県彦根市は、国宝である彦根城がそびえる歴史ある城下町です。美しいお堀と天守閣が織りなすその光景は、訪れる人々を魅了し続けています。そんな風情ある街でできるユニークな体験が、彦根市のマスコットキャラクター「ひこにゃん」をモチーフにした巻き寿司作りです!

体験ができるのは、彦根城から徒歩約10分の「teraitei」。この巻き寿司作りでは、なんと20近くもの工程を経て、ひこにゃんの顔が描かれた可愛らしい巻き寿司が完成します。翻訳機を使っての英語対応も可能で、一つひとつ丁寧に教えてくれるので、子どもから大人まで安心して楽しめます。よりスムーズなコミュニケーションを求める人は、追加料金5,000円で英語翻訳者を付けてもらうこともできますよ。

巻き寿司には、彦根産の卵や、琵琶湖で獲れた湖魚の加工品、そして近江米などが使われており、地元の味を堪能できます。彩りにはビーツを使うなど、自然由来の材料にこだわっているのも嬉しいポイントです。

店内にはおもちゃや絵本、授乳室も完備されているので、小さなお子様連れでも安心。体験だけでなく、ランチやカフェとしての利用もできるので、彦根城散策の合間に立ち寄って、ゆっくりと食事を楽しむのも良いでしょう。

アート、食、文化が融合したこのユニークな体験に、ぜひご参加ください。

日本最古のブランド牛を堪能!「近江牛」のすき焼き調理体験

松喜屋は1883年、近江牛のすき焼き屋の元祖として東京で開店し、3代目から滋賀県大津市に店舗を構えました。指定牧場から、1頭1頭厳選して仕入れた良質の近江牛を、肉の旨味が出るまでじっくりと熟成させて、最高の状態で提供しています。
近江牛は山脈からの良質な水と平野に広がる肥沃な土壌という恵まれた環境で飼育され、きめ細やかな肉質で脂が甘く、口の中でとろけるほどおいしいと評判です。

松喜屋では、松喜屋や近江牛の歴史についての話を聞き、関西風と関東風のすき焼き作りのレクチャーを受けることができます。英語対応もしているので、和牛や日本食を深く理解して味わいたい人におすすめです。

さらにおすすめなのは、コース料理や季節に合わせて厳選される、滋賀の日本酒4種類のフードペアリングも楽しめます(有料オプション)。器や温度帯によって、日本酒の味わいが変わることにも考慮しているので、料理がさらに引き立ちますよ。

滋賀が誇る近江牛と日本酒の極上マリアージュを堪能しに、松喜屋を訪れてみませんか。

信楽焼の美と暮らす、窯元が手がける体験施設と宿「Ogama」

滋賀県甲賀市信楽町は、約800年の歴史を持つ伝統的な信楽焼の産地です。信楽焼は、素朴で温かみのある風合いが特徴で、日常使いの器から狸の置物、建築素材に至るまで幅広い製品があります。「Ogama(おおがま)」は、創業400年を誇る信楽焼の窯元・明山窯が運営する施設で、シンプルで普段使いしやすいデザインのオリジナル商品がショップで購入できます。

お店の象徴である登り窯は、伝統的な手法で陶器を焼いていた頃の名残。宿泊施設もあり、部屋には飾られた花器やタイル、ランプシェード、食器やお風呂など、信楽焼が至るところに使われていて、ショールームのような贅沢な空間を楽しめるのが特徴です。

陶芸体験では、2つの手法から作り方を選択し、カップやプレート、花瓶など自由に制作することができます。土と触れ合い、土の匂いをかいで、自分らしさを表現した作品作りを体験してみませんか。
「Ogama」では、買い物も体験も宿泊も、信楽焼を心置きなく堪能し、リラックスした時間を過ごせますよ。

滋賀県の県庁所在地がある大津は、大阪から電車で40分、京都からも10分と、他都市の観光とも合わせて楽しみやすい場所にあります。滋賀県ならではの体験を通して、他にはない思い出を作ってみませんか?

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