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日本旅行といえば桜が人気ですが、日本には桜以外にも心奪われる花の名所が数多くあります。一年を通して色鮮やかな花々が咲き誇る公園は、市民だけでなく旅行者にとっても癒しの場。この記事では、「行ってよかった!おきにいりの関西フォトコンテスト」に寄せられた作品の中から、美しい花が咲き誇り、素敵な写真が撮れるスポットを厳選!思わずシャッターを切りたくなる景色を探しに出かけてみませんか?
「幸せの1ページ」松井希望
1990年に開催された「国際花と緑の博覧会」の跡地に整備された花博記念公園 鶴見緑地は、今も花と緑があふれる都会のオアシス。広大な敷地内には、世界中の植物が集められた「咲くやこの花館」や、各国の庭園を再現した「国際庭園」など、博覧会当時の面影を感じられる施設が点在します。
特に人気なのは「風車の丘」の大花壇。チューリップ、ヒマワリ、コスモスなど、四季を通じて色とりどりの花が咲き誇ります。春になるとネモフィラが一面に咲き誇り、青空と溶け合うような清々しい絶景を楽しめます(見頃は4月~5月)。青空を大きく入れてローアングルから撮影すると、花と空が調和する爽やかな一枚に。風車とネモフィラを背景に人物を写すと、まるで絵本の世界のような写真が撮れますよ。
芝生広場やBBQエリアもあり、家族や友人とのお出かけにもぴったりのスポットです。
「未来へ夢をつなぐ」kaichan.papa
1970年に開かれた「日本万国博覧会」の跡地に広がる万博記念公園は、総面積260ヘクタールを誇る関西屈指の大型公園。花の絶景を楽しむなら、約3万6,000株が咲き誇るネモフィラ畑がおすすめ(見頃は4月上旬〜5月上旬)。爽やかな青のじゅうたんが広がり、空と大地がひとつになったかのような光景が広がります。
さらに毎年3月末〜4月末までは、桜、チューリップ、ポピーなど多彩な花々が園内を彩り、フェスタも開催されます。まさに“花の博覧会”さながらの華やかさを体感できるスポットです。
園内には岡本太郎作の「太陽の塔」をはじめ、当時の資料を展示する「EXPO‘70パビリオン」、自然観察ができる学習館など、一年を通して楽しめる多彩な見どころが揃います。
「つつじの階段」杉本沙希
福井県鯖江市にある西山公園は、日本海側随一のつつじの名所として知られる絶景スポット。春には約1,000本の桜が咲き誇り、秋には約1,600本のもみじが色づき、冬は雪吊りの風情が楽しめるなど、四季折々の魅力が凝縮された場所です。
特に5月上旬には、約5万本のつつじが園内を真紅や桃色に染め上げる圧巻の景観が広がります。高台から全体を見下ろすように写真を撮ると、つつじの絨毯のようなスケール感が際立ちますよ。この時期に合わせて「さばえつつじまつり」も開催され、屋台やステージイベントでにぎわう華やかな雰囲気に。花と人の活気が融合する春の公園は、写真映え間違いなしの名所です。
園内にはレッサーパンダが人気の動物園や落ち着いた雰囲気の日本庭園もあり、花以外の楽しみ方も充実しています。
「紫陽花の壁」倉場康太(@kura_pulse_)
徳島県にある阿南西部公園は、山の斜面を活かして整備された自然豊かな公園。見晴らしの良いロケーションと、子どもたちに人気の遊具も充実しており、家族でのおでかけにぴったりです。
春から夏にかけては新緑がまぶしく、四季折々の花が園内を彩ります。特に見逃せないのは梅雨の時期、斜面一面に咲き広がる紫陽花(見頃は6月中旬~7月上旬)。大きな青い花が斜面を覆い尽くす光景は涼しげで、まるで紫陽花の海のよう。
望遠レンズで遠くから撮れば“絵画のような迫力ある一枚”を、雨上がりの水滴が残る紫陽花を至近距離から接写すれば“透明感あふれる一枚”に。訪れる人を幻想的な世界へと誘う、隠れた花の名所です。
四季折々の花が織りなす公園は、旅の思い出を彩る最高の撮影スポット。カメラ片手に、心ときめく花景色を収めに行きませんか。
「行ってよかった!おきにいりの関西フォトコンテスト」は、EXPO2025関西観光推進協議会と東京カメラ部がタッグを組んで開催した特別企画です。
2025年4月21日~6月30日にかけてSNSで募集された数多くの写真の中から、地域ごとに選ばれた14作品は、どれも関西の魅力を切り取った珠玉の一枚。
受賞者それぞれの思いとともに写し出された景色を眺めれば、きっと「この場所に行ってみたい」と心が動くはず。お気に入りの写真を見つけたら、ぜひその土地へ旅して、実際の風景を自分の目で確かめてみてくださいね!