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水辺を楽しむ──関西の心に残る絶景スポット3選

水辺を楽しむ──関西の心に残る絶景スポット3選

最終更新

清らかな川のせせらぎに包まれる京都・貴船、海と街並みが調和する神戸ポートタワー、そして歴史を刻む旧堺燈台。関西には、水辺ならではの景観や心地よさを味わえるスポットが点在しています。この記事では、「行ってよかった!おきにいりの関西フォトコンテスト」に寄せられた作品の中から、特に印象的な3つの水辺スポットを厳選。自然や街の魅力を水辺から感じる旅に出てみませんか?

涼やかな京の奥座敷:貴船(京都市)

「夏の涼」春木悦代

「夏の涼」春木悦代

京都市の北部に位置し、「京の奥座敷」として知られる貴船。市街地よりも体感温度が10度ほど低いと言われるこの地は、まさに天然のクーラーに抱かれた京の避暑地です。きらめく初夏の青もみじ、色鮮やかな秋の紅葉、静かな冬の雪景色と、四季折々に移ろう美しい渓谷の表情が訪れる人々を魅了します。

貴船の夏の風物詩といえば、毎年5月1日から9月30日まで現れる「川床(かわどこ)」です。清流の真上や、手が届きそうなほど水面に近い場所に設けられる特設の座敷で、清流のせせらぎに耳を澄ませ、涼やかな風を感じながら特別なひと時を過ごせます。

目にも鮮やかな緑、肌を撫でるひんやりとした空気、そして心地よく耳に響く川の音。まるで別世界のようなこの空間で、鮎(あゆ)や鱧(はも)など旬の幸を盛り込んだ料理を味わえば、五感が研ぎ澄まされ、全身で涼を味わうことができるでしょう。都会の喧騒を忘れさせる、格別なひとときを体験してみてはいかがでしょうか。

港町・神戸のシンボル:神戸ポートタワー(神戸市)

「春の神戸ポートタワー」ゆうと【@yuto_kobe】

「春の神戸ポートタワー」ゆうと【@yuto_kobe】

港町・神戸屈指の観光スポット「メリケンパーク」。そのランドマークとして佇むのが、世界初のパイプ構造で建てられた神戸ポートタワーです。和楽器の鼓(つづみ)をモチーフにした、砂時計のように中心にくびれのある独特なフォルムが美しく、「鉄塔の美女」の愛称で親しまれる神戸のシンボルです。

タワーの展望フロアや屋上デッキからは、北に六甲の山並み、南に神戸港のオーシャンビュー、そして東西に広がる神戸の街並みを360度見渡せる大パノラマが広がります。夜になるとタワー自体が鮮やかにライトアップされ、「1000万ドルの夜景」と称される神戸の夜景と融合し、幻想的な光景を創り出します。

春にはメリケンパーク内の桜並木がライトアップされ、タワーや海、夜景との美しいコラボレーションが楽しめます。季節ごとの魅力もさることながら、昼夜を問わず神戸ならではの景観を満喫できる、通年楽しめるスポットです。

日本最古の木造洋式灯台:旧堺燈台(堺市)

「光と歴史が織りなす湾岸の夜」印南勉

「光と歴史が織りなす湾岸の夜」印南勉

古くから海外貿易の拠点として栄えた堺港。その歴史を今に伝えるのが、堺旧港の突端に佇む「旧堺燈台(きゅうさかいとうだい)」です。明治10年(1877年)に人々の寄付などによって建てられた白く美しい灯台は、洋式木造灯台としては、日本で最も古いもののひとつとして、国の史跡に指定されています。

このノスタルジックな灯台の背後には、堺泉北(さかいせんぼく)臨海工業地帯の近代的な工場群が広がり、歴史と現代が交差するユニークな景観を生み出しています。昼間のコントラストもさることながら、日没後は灯台がライトアップされ、工場群の無数の光と相まって一層幻想的な雰囲気に包まれます。

約100年にわたり堺の海と街を見守ってきた灯台は、1968年にその役割を終えましたが、現在も堺のシンボルとして、また過去と未来が織りなす唯一無二の絶景スポットとして、訪れる人々を魅了し続けています。

水辺に映える自然や街の風景は、旅先での特別なひとときを演出してくれます。清涼感あふれる絶景を訪れて、心も体もリフレッシュしてみませんか。

「行ってよかった!おきにいりの関西フォトコンテスト」は、EXPO2025関西観光推進協議会と東京カメラ部がタッグを組んで開催した特別企画です。
2025年4月21日~6月30日にかけてSNSで募集された数多くの写真の中から、地域ごとに選ばれた14作品は、どれも関西の魅力を切り取った珠玉の一枚。

受賞者それぞれの思いとともに写し出された景色を眺めれば、きっと「この場所に行ってみたい」と心が動くはず。お気に入りの写真を見つけたら、ぜひその土地へ旅して、実際の風景を自分の目で確かめてみてくださいね!

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