阿波おどり

阿波おどり

2021年12月26日

The KANSAI Guide

(あわおどり)

徳島県 関西

軽快なお囃子と踊り子たちが生み出す熱狂。 400年以上の歴史を誇る「阿波おどり」を徳島で体感。

徳島県が世界に発信する「阿波おどり」は400年以上の歴史を誇る伝統芸能です。軽快なお囃子に合わせて、一心不乱に踊り子たちが集団で連なる姿は圧巻のひと言。毎年8月12日から4日間連続で行われる日本最大規模の徳島市の「阿波おどり」には全国から参加者が集い、市内が熱狂の渦に包まれます。鳴門のうず潮、大塚国際美術館、眉山など「阿波おどり」とセットで楽しみたい観光スポットも県下に数多くあります。

世界中にその名を知られている徳島の伝統的なお祭り「阿波おどり」。 特殊なスタイルが生まれた起源は諸説あり。

男性は半纏か浴衣を、女性は浴衣に編笠の衣装が定番。うちわや提灯を持って踊る場合もあります。

男性は半纏か浴衣を、女性は浴衣に編笠の衣装が定番。うちわや提灯を持って踊る場合もあります。

「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃそんそん」のお囃子でおなじみ、「阿波おどり」は徳島県が世界に誇る伝統芸能です。今では国内はもとより、アメリカ・ブラジル・フランス・台湾などにも阿波おどりの連(踊り子の集団)が存在し、世界中に阿波おどりは広がっています。
「阿波おどり」は、およそ400年もの歴史を誇り、起源についてはさまざまな説があります。代表的な説は3つ。ひとつ目が築城起源説で、遡ること天正14年(1586年)*、戦国武将の蜂須賀家政(はちすかいえまさ)が徳島城の築城を記念し、城下の人びとが踊ったことが始まりというものです。2つ目の説は風流おどり起源説です。寛文3年(1663年)に出版された軍記「三好記」によると、「天正6年(1578年)に十河存保(そごうまさやす)が勝瑞城(しょうずいじょう)で風流おどりを開催した」という記載があります。風流おどりは、阿波おどりの特色である「組おどり」の源流ともいわれていることからこの説が浮上しました。そして3つ目が盆おどり起源説です。旧暦の7月15・16日ごろに各地で行われる、先祖供養のための盆おどりは振り付けが多彩。これをベースに「組踊り」「ぞめき踊り」「俄踊り(にわかおどり)」といった阿波おどりならではの特殊なスタイルが生まれていったのではないかとされています。
*注:天正15年(1587年)との説もある。

男性は豪壮で躍動感のある乱舞を、女性は気品とはつらつさが大切。 リズミカルなお囃子に乗って一糸乱れぬ集団美で踊り歩く。

阿波おどり会館では一年中、阿波おどりの公演を実施。目の前で徳島が誇る伝統を見学することができます。

阿波おどり会館では一年中、阿波おどりの公演を実施。目の前で徳島が誇る伝統を見学することができます。

毎年8月9〜11日に行われる「鳴門市阿波おどり」を皮切りに、県内各地で熱い踊りが繰り広げられ、徳島全体がまさに「阿波おどり一色」に染まります。なかでも日本最大規模を誇る徳島市の「阿波おどり」は8月12日から15日までの4日間連続で行われ、徳島市中心街が全国から集まった踊り子たちや観光客らであふれかえります。
踊りの約束事は「お囃子に乗って右手と右足、左手と左足をそれぞれ同時に前に出す」という単純なもので、誰でも踊ることができます。しかし、美しい所作や粋を感じさせるふるまいを身につけるには日々の練習が必要となります。男性は豪壮で躍動感のある乱舞を、女性は気品とはつらつさを感じさせる踊りが大切で、参加している連では一糸乱れぬ集団美を追求することが定番となっています。
JR徳島駅から徒歩10分のところにある阿波おどり会館では、一年中、阿波おどりの魅力を体感することができます。館内のミュージアムには歴史と文化を学べる衣装や小道具を展示し、阿波おどりの変遷を分かりやすく紹介。またイベントホールでは昼夜あわせて1日4〜5回、専属連と有名連による阿波おどりの公演を実施しています。目の前で繰り広げられる躍動的な阿波おどりは必見です。公演中は飛び入りコーナーもありますので興味があればぜひ参加して、一緒に踊ってみてください。

世界トップ級の大きさを誇る鳴門のうず潮を観潮船や吊り橋の上から目撃。 ほかに美術館や長年愛される自然が美しいスポットも多数あり。

激しい潮流の鳴門海峡にできる自然が生み出したアート、鳴門のうず潮。

激しい潮流の鳴門海峡にできる自然が生み出したアート、鳴門のうず潮。

大塚国際美術館は、世界の美術館に収蔵されている名画が揃う「陶板名画美術館」です。

大塚国際美術館は、世界の美術館に収蔵されている名画が揃う「陶板名画美術館」です。

阿波おどりの興奮と感動を体感した後は、徳島県内の観光スポットを巡っていきましょう。鳴門のうず潮は、激しい潮流が発生することで生まれた自然のアートで、時期によっては直径30mの大きさになることもあります。観潮船に乗って間近で見学できるほか、鳴門海峡に架かる大鳴門橋の橋桁に設置された「渦の道」から見下ろすことも可能です。
また国内最大級の展示スペースを誇る「大塚国際美術館」も人気。こちらでは世界の名画を陶板に複製した作品を約1,000点展示していて、スクロヴェーニ礼拝堂の内部を忠実に再現したフロアなど見応え十分です。全館写真撮影がOKで名画と並んで記念の一枚を撮影できるのも魅力的です。
桜や紅葉、幻想的な夜景を楽しみたいなら徳島市のシンボル・標高約290mの眉山を訪れましょう。山頂へは麓からロープウェイを使って約6分で気軽にアクセスでき、展望台からは周辺のパノラマビューを楽しむことができます。徳島市内の街並みはもちろん、遥か向こうに広がる淡路島・和歌山まで見渡せるのはここならではの特権です。さらにタクシーやバスでひと足延ばせば、絶景がすばらしい祖谷渓や吉野川など、長年愛され続けるさまざまな自然美も残っています。

画像提供:徳島県商工労働観光部観光政策課/徳島県観光協会

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