日本酒の酒蔵見学と和食とのマリアージュ体験

日本酒の酒蔵見学と和食とのマリアージュ体験

2020.12.1

お米を原料にして醸造される日本酒。最近ではどんな料理にも合うと世界から注目されつつあるようですね。日本各地でいろんな酒蔵がありますが、麹で日本酒を初めて造ったのが関西の兵庫県・播磨地域だそう。いわば日本酒のふるさとですね。播磨には22もの酒蔵があり、その中の1軒、灘菊酒造で酒蔵見学と試飲に行ってきます♪

まずは日本酒について

今から1300年前の歴史書の中に、「(播磨にある庭田神社で)神様にお供えしていたお米にカビ(麹)が生えたので、それでお酒を造って神様に献上し宴を行った」とあります。これが日本酒の起こり。すなわち、お米を麹菌の力で糖化させアルコール発酵させたのが日本酒です。1300年の歴史の中で製法が洗練され、今やその工程は十数にものぼるそう。手間がかかっていますね。また「造った酒を神様に献上し宴を行った」とあるように、日本酒は今も五穀豊穣を感謝して神様に捧げられ、お祝いの席などでは日本酒が振舞われます。日本人にとっては単なるアルコールでなく、文化と密接につながっている大切な飲み物なんですね。

100余年の歴史がある灘菊酒造へ

灘菊酒造は1910年の創業。敷地内に足を踏み入れると、創業当時からの木造の蔵が7つ残っていて、そこはもう歴史の世界。重厚感に圧倒されそうです。このうちの2つの蔵が見学用に公開されていて、蔵内には昔ながらの木製の桶やかき混ぜる棒、米を運んだ台車が並び、当時の様子がリアルに感じられます。1950年頃に使っていた金属の樽もあり、道具の進歩も見て取れます。酒造りの工程の写真も紹介されているので、日本酒造りもイメージしやすい。灘菊酒造で現在実際にお酒を醸造しているのは一番奥の鉄筋の蔵だそう(非公開)。
敷地に入った時からふんわり漂うお酒の香りのせいもあって、見学している内に、日本酒が飲みたくなってきました。

併設のレストランで日本酒を和食で楽しむ

敷地内には創業当時の蔵を大胆に改装したレストランがあります。3種の日本酒の飲み比べができるセットがあるので、お食事メニューと一緒にオーダー。フルーティーな香りの酒、さっぱりとして料理を引き立てる酒など、3種とも性格が違い、日本酒のバリエーションの豊富さに驚きます。日本らしい器に盛られた和食もおいしく、目と舌で日本の食文化を体感する贅沢なひと時です。特にどのコースにもセットになっている、作りたての豆腐は大豆の風味や甘みが凝縮され、日本酒とのマリアージュが最高。

食事後には直売所でお土産選び。灘菊酒造のお酒は伝統的な方法で丁寧に手作りしているため少量生産だそう。ほとんどが地元で消費され尽くすので、直売所以外ではなかなか買えないみたいですよ。

柔道ファンなら見逃せない!特にフランスの方

フランス人の柔道ファンなら「川石酒造之助(かわいし みきのすけ)」という名前を知っているはず。フランスに柔道を伝道した人物で、「フランス柔道の父」と称されているそう。実はこの方の兄が灘菊酒造の創業者だそうです。彼の名前を付けた灘菊酒造の最高クラスの日本酒「酒造之助」は、お酒のコンテストで金賞も受賞しています。

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