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徳島県へ行くなら立ち寄りたい!定番観光地と穴場スポット5選

徳島県へ行くなら立ち寄りたい!定番観光地と穴場スポット5選

最終更新

四国の東端に位置する徳島県は、大阪から車で約3時間とアクセスも良好。世界に誇るダイナミックな自然現象「渦潮」や、300年の歴史を誇る伝統芸能、職人の技に触れる体験、そして心奪われる絶景が、訪れる人を待ち受けています。この記事では、そんな徳島の多彩な魅力を凝縮し、知的好奇心をくすぐる厳選スポットや体験をご紹介!次の旅先候補に加えたくなる、奥深い徳島の世界へご案内します。

世界最大級の鳴門海峡の渦潮と世界3大潮流

兵庫県南あわじ市と徳島県鳴門市にある鳴門海峡の渦潮は、世界三大潮流の一つです。
潮の満ち引きの高低差による速い潮流と、変化に富んだ地形によって発生する鳴門の渦潮は、春と秋の大潮時には直径約30mに達することもあり、その大きさは世界最大級を誇ります。

観潮船の「わんだーなると」は大型船で高さがあるため上から渦を巻く様子が見え、小型船「アクアエディ」は予約が必要ですが、水中展望室から海の中の渦潮を観察できます。「うずしお汽船」の小型船は波しぶきが飛んできそうな距離まで接近できることが魅力です。
また、大鳴門橋の遊歩道「渦の道」の展望室まで足を伸ばすと、高さ45mのガラス床から渦潮の全体を見渡せますよ。「渦の道」では、案内表示が日本語・英語・中国語(簡体字・繁体字)・韓国語の5言語に対応しており、希望があれば英語・中国語による簡単なガイドも可能です。
轟音とともに飛沫をあげて巻く渦潮は迫力満点で、渦に吸い込まれそうな不思議な感覚が味わえます。発生する時間を調べてから訪れるのがおすすめです。

日本人の感性が息づく伝統芸能「阿波人形浄瑠璃」の魅力 - 徳島県立阿波十郎兵衛屋敷

阿波人形浄瑠璃」とは、徳島県で約400年続く伝統芸能で、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
徳島市川内町にある阿波十郎兵衛屋敷では、「阿波人形浄瑠璃」が毎日上演されるほか、公演で使う人形「阿波木偶」などの資料の展示もあり、阿波人形浄瑠璃について学ぶことができます。
毎日の定期上演に加え、さまざまな特別上演を開催していることがあるので、チェックしてくださいね。

人形浄瑠璃は、物語の情景や登場人物の心情を語る語り手、場面の雰囲気を引き立てる三味線の音色、3人で操って動く表現力豊かな人形が組み合わさることで、より深みのある物語になります。舞台上部のLEDパネルには日本語と英語の字幕が表示されるので、外国人の旅行者でも理解しながら楽しむことができますよ。奥深い人形浄瑠璃の世界に触れ、日本の伝統芸能の魅力にじっくりと浸ってみてくださいね。

※施設改修工事のため、2025年11月17日(月)〜2026年4月中旬頃まで休館。再オープンは4月下旬を予定。

藍住町歴史館「藍の館」で藍染体験

徳島県北東部藍住町にある「藍の館」は、徳島の伝統産業である阿波藍での藍染を体験できる施設。かつて藍の豪商だった奥村家のお屋敷は「奥村家住宅」として文化財に指定され、美しい藍染作品の展示や、藍の歴史、蒅(すくも)の製造工程を学ぶこともできます。

徳島は藍染めの原料となる「蒅(すくも)」づくりの本場で、徳島でつくられた「すくも」を阿波藍と呼びます。阿波藍の魅力は薄い色から濃い色まで多彩な藍色が染まる美しさです。

施設で購入したハンカチやハンドタオルを自分で染める藍染体験が人気ですが、予約をすれば繁忙期以外は持ち込んだ生地も染めることもできます。また、英語対応も可能なので、必要な場合は予約時に伝えておきましょう。
藍染の奥深さと美しさを体感して、ぜひオリジナル作品を徳島の思い出として持ち帰ってみてはいかがでしょうか?

阿波おどり会館から直結!あわぎん眉山ロープウエイ

徳島市にある阿波おどり会館は、徳島が世界に誇る伝統芸能・阿波おどりを1年通して楽しめる施設です。「阿波おどりホール」では、400年の歴史がある阿波おどりを昼夜の公演で鑑賞でき、公演の中では踊り子たちと一緒に踊る体験コーナーもあります。阿波おどりのリズムに乗って体を動かすと、心地よい一体感が味わえます。

館内にある「徳島県物産観光交流プラザ」は徳島県の藍染、大谷焼などの伝統工芸品、阿波おどり関連商品が購入できるお店です。徳島の特産品をぜひ手に取ってみてくださいね。

阿波おどり会館5Fから直結している眉山ロープウェイは山頂まで約6分です。山頂の展望台からは海に流れ込む吉野川や徳島の町並み、天気のいい日には大鳴門橋や遠く淡路島・和歌山まで望むこともできます。目の前に広がる大パノラマを一望しに山頂まで足を運んでみるのがおすすめです。

伝統工芸を体験!美馬和傘製作で自分だけの逸品を

徳島県の美馬市で作られる「美馬和傘」は、かつて200軒余りが製造に携わり、最盛期には年間約90万本近く生産されていました。和傘作りは傘の骨になる竹を組み立て、和紙を染め、油を引き、飾りつけや漆かけを行い仕上げていきます。

四国に唯一残る和傘の工房で、伝統の技を受け継いだ職人に教えてもらいながら、仕上げの工程が体験できるプランがあります。出来上がった和傘はお土産として持ち帰れます。和傘は和紙から透ける光が美しく、たたんだときの柔らかいシルエットが優美です。日本の美意識が息づいており、手に取るたびにその繊細な美しさを楽しむことができますよ。英語対応も可能なので、必要な場合は予約時に伝えましょう。

また、体験の開催場所である美馬市脇町は歴史ある建造物が並んでいて、重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。古い建物が残る町並みを散策しながら、歴史ある建物と和傘との調和を写真におさめてみてはいかがでしょうか?

徳島には、訪れる人の心を動かす魅力があふれています。気になるスポットを巡って、自分だけの特別な旅を楽しんでみませんか?

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