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三重県西部、伊賀と呼ばれる地域があります。この地域は最も有名な忍者の一人「服部半蔵」をはじめ、多くの忍者を輩出した「忍者の里」として知られています。その理由は、かつての日本の首都であった京都に近く、周囲を山に囲まれた独特の地形。山地の多い日本での戦において、山岳を素早く移動する伊賀の人びとは、伝令や諜報・破壊工作の役割を担う者、つまり「忍者」として重宝されました。室町時代から江戸時代にかけて、歴史を影から支えてきた忍者たち。伊賀の地域では、今もその技と心を受け継いでいます。伊賀はまた、良い土と良い水が育む、農耕・畜産の地でもあります。豊かな自然と歴史が紡ぐこの地域へ、あたたかな人びとと日本の伝統文化、そして「忍者の真実」を探る旅に出かけてみませんか?
「忍者は農民だった」と言えば、皆さんは驚くでしょうか。しかし、実践的な忍術には、農民独自の所作や暮らしの知恵が取り入れられています。古からの忍者本来の暮らしに身を置く武術の達人の元に弟子入りし、忍者としてのミッションをこなすことで、これからの時代を生き抜くヒントが得られるでしょう。
伊賀忍者の暮らしを今に伝える産土(うぶすな)道場。道場主の三橋源一氏は、伊賀忍者と関わりの深い古武術「戸隠流忍法体術」を修めた大師範であり、三重大学の「忍者・忍術学」の博士号も取得した人物。三橋氏の住居も兼ねた道場で、忍者が築き上げた「総合生活術」であり「総合生存術技術」でもある忍術を学ぶことができます。また、道場周辺には田畑や、かつて山城が置かれていた山林があり、これらを舞台とした農業体験、忍術修行など総合的な体験プログラムを展開しています。
このプログラムは完全プライベートな忍術修行体験を提供します。忍者の実際の暮らしを体験しながら忍者修行の修了証ももらえます。畑で採れた食材をシンプルにいただく食事も絶品です。
・忍者所縁の地、自然豊かな伊賀市石川地区にある「産土道場」に集合。
・自然とともに生きた当時の忍者の暮らしを自ら実践する三橋氏の指導のもと忍者の知恵や精神、考え方を学び現代にも役立つ忍術を体験。
・野外体験付フルコース5時間(屋内限定プログラムもあり)。
・その土地で採れた食材を活かしたランチ。
忍者に関連する別のお勧めツアーはコチラ:本物の忍者の足跡をたどる:甲賀が秘める忍びのレガシーを体感