食・人・歴史・文化。鳥取で魅力あふれる発見を

日本文化の源流ともよぶべき関西だからこそ、本物の日本体験が実現します。普段足を踏み入れることが難しい「特別な空間」で「その道を極めた一流の方」に出会う、あなただけの特別な体験が楽しめます。
ここ鳥取では、里山で美食を味わい、無形文化財「弓浜かすり」への理解を深め、歴史ある寺院で座禅を体験。人間国宝との一期一会のふれあいも楽しめるツアーで鳥取県の魅力を発見してください。

Day1

午前10:00
鳥取駅
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1
午前11:00

山菜料理 みたき園

渓谷に川が流れ、野鳥がさえずる森林に囲まれた食事処でランチを。ノスタルジックな雰囲気が楽しめる茅葺小屋で味わえるのは、山菜・こんにゃく・豆腐などを用いた里山会席です。なかでも自家製山椒味噌で味付けした焼魚、放し飼いのニワトリが産んだ新鮮卵のメニューは、ミシュランガイドでも絶賛されるほど。みたき園までの道中には岩山から水が勢いよく放流される、迫力のシーンが広がる天空の滝へ立ち寄ります。夏は新緑、秋は紅葉が出迎えてくれる環境は、まさに日本の原風景ともいえる美しさを残しています。

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2
午後1:10

石谷家住宅貸切+人間国宝トーク、麒麟獅子舞い観賞 <特別文化体験>

大正8年(1919)からおよそ10年かけて建造された「石谷家住宅」。国指定重要文化財に登録されているこの建物はかつての大庄屋・石谷伝四郎の自邸でした。部屋数は40を数え、往時のまま残されている天井の梁組みや輝きのある大黒柱などは見応え十分です。今回のツアーでは同所を貸し切りにし、見学はもちろん、人間国宝である前田昭博先生をお招きしてプライベートな時間を一緒にお過ごしいただけます。前田先生は鳥取県出身の陶芸家で、真っ白な磁器・白磁を専門に作品を発表し続けるアジアの陶芸界を代表する巨匠。作品づくりの想いから白磁の魅力など、普段は聞くことのできない貴重な人間国宝のお話を拝聴してください。ほかにも、鳥取県が誇る日本遺産「麒麟獅子舞い」を邸宅内で披露します。平和の象徴として知られる麒麟獅子に扮しての踊りは、鳥取県の各地域で人びとに幸福を届ける芸能として親しまれています。

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3
午後4:00

三徳山三佛寺

およそ1200年ほど前に創建した国宝指定の寺院。標高900m、険しい渓谷に囲まれた三徳山内に境内があり、絶壁の窪みにある投入堂は「日本で1番参拝するのが難しい」とされ、今現在もなおどのように建てられたのかは詳しくは判明していません。今回は、この投入堂を遠くから望むことができる展望所からの景観をお楽しみください。平安時代後期(1100年頃)から崇められている山の神をご参拝して、ご利益をいただきましょう。

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4
午後5:30

やど紫苑亭

客室は全10室のみで、いずれも専有面積が100㎡を超えるラグジュアリーな雰囲気。貸し切り専用でプライベート感満点の露天風呂では、鳥取県が誇る皆生温泉の名湯を堪能できます。ほかに前田昭博先生の白磁作品を展示するギャラリーや格調高い茶室も備え、滞在しながら日本文化の魅力に触れることができます。夕食は契約農家の有機野菜、水揚げされたばかりの活魚に加え、キャビアやトリュフといった高級食材も取り入れた和食をご用意しております。

Day2

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5
午前11:15

宿坊 山楽荘 (精進料理)

400年以上の歴史を持つ、大山山麓に佇む宿坊で精進料理の昼食をいただきます。肉・魚・卵・乳製品を一切用いないメニューはすべて手の込んだ内容で、仏教の戒律に基づいたもの。野菜・穀物がメインで心身を整えてくれる味わいです。

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6
午後12:20

大山寺阿弥陀堂

天文21年(1552)に再建された大山寺阿弥陀堂。御本尊である像高2.79mの木造阿弥陀如来と2体の菩薩を祀る堂内は、普段は一般公開していませんが、特別にご参拝させていただきます。御住職の案内のもとで神域をめぐった後は、オプションで座禅体験も可能です。体験が行われる場所はブナ林の中に佇む阿弥陀堂。穏やかな表情の阿弥陀三尊を前に、心と身体をときほぐしましょう。座禅でもっとも重要とされる腹式呼吸を意識しながら精神を統一し、自身と向き合えばいつしか無の境地に辿り着くはずです。

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7 午後2:25

アジア博物館・井上靖記念館

古くからアジア各国と交流してきた鳥取県の歴史を伝えるアジア博物館。館内には17〜18世紀のペルシャ綿をはじめ、染め物に用いる植物が約300種も群生するなど、貴重な民俗資料が並びます。また実際の着物や織り機を見学しながら、弓浜絣職人である田中博文さんの説明を受けて、鳥取県の無形文化財「弓浜絣」への理解を深めることもできます。敷地内には鳥取県とゆかりの深い小説家・井上靖の記念館もあり、アジア大陸を舞台にした作品を残し、中国との文化交流に貢献した功績を振り返ります。

専用車で移動
8 午後3:20

コミュニティコットンフィールド

「弓浜絣」の原料である綿が栽培されている綿畑に立ち寄ります。全体で約2haほどある畑には、草丈100cmほどの苗木が密集していて、7月頃に黄色い花が咲き、ふわふわとした綿をつける9〜10月に見頃を迎えます。

徒歩で移動
9
午後3:40

工房ゆみはま

博物館や綿花畑で「弓浜絣」についての理解・関心を深めた後、いよいよ実際の制作体験へ。今回は「弓浜絣」のコースターづくりに挑戦します。経糸(たていと)と緯糸(よこいと)を織り機にセットして、ひとめずつ丁寧に織っていきます。熟練職人であっても着物一反分を作るのに2週間程度はかかるという緻密で繊細な工程を、体験しながら感じ取りましょう。仕上げはプロの技に助けてもらい、完成品は後日宅配便でご自宅までお届けします。

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午後5:30
米子鬼太郎空港

<本ツアーについて>

2015年に国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成の一環として、本ツアーを企画いたしました。日本文化の源流ともよぶべき関西の伝統文化資源を次世代に継承していくために、皆さまにお支払いいただく本ツアーの旅行代金の一部は、有形・無形の文化財の維持や伝承に役立てられます。ぜひ文化観光の好循環サイクルを目指す本ツアーにご賛同いただければ幸いです。

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